n日本海原色魚辞典より
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『甘鯛』
名の通り甘味のあるうまみ、しかし鯛と付くが鯛科とは、遠縁の魚。
日本海では、ここに挙げた3種だが、日本近海には5種いる。
これらは、混称して甘鯛と呼ぶが、最も多獲されるアカアマダイを言う。
アマダイ科は、深い海(水深30〜200m)の砂底地に巣穴を掘って住む。
産卵期(9〜12月)にはいくらか浅瀬にくるが、磯では獲れない。
従って漁獲は、釣り延縄底曳網である。
東・南シナ海に多く、かなり輸入されている。
身肉は白身で、脂肪分も多いが水分も多い。
鮮魚を焼くと『グジグジ』で、肉がくずれる。従って北陸や紀州では(グジダイ)
と呼ぶ。刺身向きではないが、碗種や生干し塩乾物・味噌漬は極めて美味。
キアマダイは駿河湾で獲れ”おきつだい(興津鯛)”は名物ー徳川家康の大好物
だったことは有名。
アカアマダイは、若狭湾・関西方面では、最も美味な甘鯛とし、古来(京都では)
高級料理の椀種とする。
シロアマダイは、最も大きくなり、これこそ一番とするのは関東。
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シロアマダイ アマダイ科

英名:White horehead
分布 若狭湾以南
体長 60cm
アマダイ科三種の中では
最も浅海(水深30〜100m)に生息
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アカアマダイ アマダイ科

英 名:Red horehead
中国名:方頭魚・馬頭魚・紅馬頭
朝鮮名:O-do-mi・Ok-dom
地方名:グジダイ(富山・舞鶴・和歌山)
アマダイ(一般・秋田・富山・高知)
アカコビル(日本海各地)
アカクジダイ(日本海側一帯)
分布 秋田沖以南
体長 45cm
アマダイ科三種の中では
最も北まで分布し、最も多くとれる。(水深30〜150m)に生息
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キアマダイ アマダイ科

英 名:Yellow horehead
中国名:銀方頭魚
朝鮮名:Ok-du-eo
地方名:キアマダイ(高知)
キンアマ(江ノ島)
オキツダイ(駿河興津)
グジ(ダイ)(白浜・雑賀崎)
分布 山陰沖以南
体長 30cm
日本海には極めて少なく、山陰沖で稀に獲れる。
アカ、シロアマダイより、南方性・深海性。
味は、やや劣る。